ベクタ形式とラスター形式について
皆さんこんばんわ、FUMIEです!
今日は、『ベクタ形式』と『ラスタ形式』についてお話ししたいと思います。
①ベクタ形式
②ラスタ形式
それでは、参りましょう!
①ベクタ形式
ベクタ形式というのは、Illustrator(Adobe社製)等、一部のグラフィックソフトで採用されている形式で、画像や文字などの2次元情報を数値化して記録している形式の事です。
ベクタ形式の画像は、アンカーと呼ばれる座標の点を複数作り、その間を線でつないだり、線で囲まれた部分を塗りつぶしたりして表示しています。
上の図は、先日まで描いていた金魚のイラスト(上図左)を、150%拡大(上図右)したものです。
これを部分的に表示したのが下の図です。
拡大前(左)と拡大後(右)のイラストの輪郭が、どちらも滑らかに表現されています。
この様にベクタ形式は、画像を拡大させても輪郭が歪んだりすることなく、綺麗に表示されます。
ただし、ベクタ形式では画像の輪郭や塗りつぶしを数値で表現していますので、複雑な画像だと処理に時間がかかり、パソコンに負担がかかります。
そして、ベクタ形式の画像は、写真のような画像を表現するのには適していません。
丸や四角など、直線や曲線で構成された図形を表現するのに適しています。
②ラスタ形式
ラスタ形式は、写真をはじめとしたJPEGやGIF画像で使われており、ドット絵の様な画像です。
小さな正方形の色の点(ドット)を並べて画像を表現しています。
写真も、拡大してみると小さな色の点を並べて構成されています。
上の図は、先日まで描いていた金魚のイラスト(上図左)を、150%拡大(上図右)したものです。
これを部分的に表示したのが下の図です。
拡大前(左)のイラストの輪郭が、小さな色の点で表現されていますが、曲線がなめらかです。
しかし、拡大後(右)のイラストの輪郭は、少し滲んだような感じで、ドットが目立つ様になります。
この様にラスタ形式は、画像を拡大させると輪郭のドットが目立つ様に表現されますので、写真などの画像を表現するのに適しています。
Excelで描いたイラストは、基本的にベクタ形式です。
しかし、ベクタ形式のイラストをコピーして『画像の形式で貼り付け』ると、ラスタ形式に変更されます。
この貼り付けの違いは、また明日お話ししましょう。
それでは、今日のブログはここまでとなります。
また明日、お会い致しましょう!