【個人的】色んな事の自動化について
皆さんこんばんわ、FUMIEです!
ここ数年で、レジの無人化などで、システムの自動化が噂になっていますね。
これに関して、私が思うことをお話したいと思います。
なお、これからお話することは、あくまでも、私の個人的意見です。
ある観光地での出来事
去年のゴールデンウィークに、ある観光地へ1泊2日の旅行に行った時の事です。
私は、旅行ではいつも駅の近くのビジネスホテルを利用させて頂くのですが、その観光地には去年初めて行って、そのホテルも初めて利用しました。
現地に着くと、まずホテルの場所を確認して、ホテルに大きな荷物を預けてから観光に行きます。
その時も同じようにしようとホテルへ入ったら、精算が機械化されていました。
正しくは、フロントでの受付と精算が別々になていて、受付からカードキーの受け渡しまでは対人ですが、精算は機械がやるのです。
まず、フロントで自分の名前や住所を書いた後、フロントの方からカードキーを受け取ります。
そしてそのカードキーを持って自動精算機へ行き、カードに入った情報を元に、精算をするのです。
自動精算機を使ったホテルでの精算は初めてでしたので、ちょっと困惑もしましたが、確かに、スムーズに精算できました。
でも、これが時代を経て、少子高齢化が今より進んでいくと、いずれは精算どころか、受付から自動化される可能性もあります。
それが、人々の生活にどう影響を及ぼすのか、考えてみました。
①コミュニケーションの機会が減る。
人と人が顔を合わせて話をするって、すごく大切な事だと思うのです。
人とは、幼い時から、自分の発言で相手が喜んだり、悲しんだりするのを見ることで、言って良いこと、悪いことを学ぶのではないでしょうか。
しかも、何で喜ぶのか、何で悲しむのかも個人によって違います。
それと同じように、生身の人間がお店のレジやホテルのフロントに立っていれば、その人が心を込めて接してくれているかがわかるし、心を込めて接してくれているとわかると、『またこのお店に来ようかな』って思えませんか?
1つの地域でも数多くあるスーパーや家電量販店を利用する時、従業員に仲のいい人が居るとか、接客がすごく丁寧な人が居るとか、そういう理由だけでも、『またこのお店で買い物しようかな』と思えるのではないでしょうか。
中には、レジに立つ従業員の方と楽しくお喋りするのが好きで、同じお店を利用する方も居ると思います。
しかし、これが自動化されて無人になったら、そういうきっかけが減ってしまいますよね。
お店側としてはリピーターが減るし、お客さん側としても、人と接することの楽しさを感じる機会が減ってしまうので、何でもかんでも自動化するのもあまり良くないのかな、と私は思います。
②機械に関わる費用が増えるし、人件費は無くならない。
要は、修繕費とか、修繕に係る部品の購入費用がかさむということです。
例えば、ある会社が作った無人レジが故障したとします。
その時最も優先されるのは、その無人レジを利用していたお客様の精算を、ひとまずは終えること。
それには、人の手が必要になる場合もあると思うのです。
結局、従業員が商品をレジに通さないといけない。そのための人件費は当然、必要になります。
絶対に壊れない機械なんて無いと、私は思うのです。
ずっと使っていれば、内部の部品がどこかしら消耗して使えなくなってくるし、何時何処が壊れるかなんて、誰にもわかりませんから、そういったトラブルに備えるための人員は、当然必要になります。
また、そのお店にその機械を直せる人員、もしくは、修理してくれる会社にその機械を預けるか、修理してくれる会社の人を呼ばなければいけませんので、人件費か修繕費、これらに関わる消耗品費は、必ず必要になります。
後は、導入した機械の減価償却費も計上する必要があります。
人件費1つ取っても、給料や福利厚生費、退職金積立などで沢山の経費が計上されます。
機械だったら、導入に関する費用、それから減価償却費、修繕費、消耗品費など。
これらを合わせても、人件費の金額に比べれば少ない場合もあるかと思いますが、機械を1台以上導入したら、その分費用も増えます。
更に、どんなに工程を自動化して、人員削減しても、人件費が0になることは無いと思います。
先程言ったように、機械にトラブルが起きたら、人が緊急で対応しなければならない場合もあるし、機械の使い方がわからなくて、人に頼りたいと思う人も出てきます。
だから、どんな仕事でもどんな会社でも、必ず生身の人間は必要になるし、人件費も計上しなければなりません。
少子高齢化が進む日本では、そもそも働ける人口が減っているわけですから、雇用自体が減っていくのは予想がついています。
そのために、会社は業務の自動化に対応し、労働人口の減少に備えなければいけません。
しかし、自動化される箇所が増えれば、更に雇用が狭まり、機械に関わる費用が増え、ある程度の人件費も計上しなければならない。
人々の生活は便利にもなりますが、経済的な意味で苦しくもなるのではないかな、と思います。
政府が、少子化に歯止めをかけようと、いろいろな政策を打ち出していますが、そのどれもが効果が薄いように思えます。
今や、子を持たない御夫婦も沢山います。
金銭的な問題で子供を作らないという場合もあるでしょうが、中には、夫婦2人だけで過ごしたいという願いを持って暮らしている方も居ます。
こればかりは、政府からの補助金や、保育園等の増設だけでは対応できない部分もありますので、少子化に歯止めをかける事と同時並行的に、働ける高齢者…もとい、元気な高齢者を増やしていくための対応が必要ではないかなと、私は思っています。
それでは、今日のブログはここまでです。
また明日、お会いいたしましょう!